去る6月8日(金)に大宮市内で埼玉支部の総会が開催されました。当日は総会に先立ち、研修として独立行政法人造幣局さいたま支局を見学しました。
造幣局は、大阪に本局、広島と大宮に支局が置かれていて、大宮では貨幣と勲章類が製造されており、貨幣には一般に流通する通常貨幣と特別仕上げを施した記念貨幣(プルーフ貨幣)がありました。通常貨幣が日本銀行に収める貨幣袋の現物(当然中身は本物ではありません)が置かれており、かなりの重さで女性では持ち上げるにやっとの様子でした。ちなみに千両箱もありましたがこれもかなりの重さ、とても担いで屋根の上を飛び歩くなど不可能と実感いたしました。
博物館内には勲章の実物が展示してあり、外国の元首などに贈られることがあるそうですが、国内では天皇陛下だけが身に着けられる「大勲位菊花章頸飾」もありました。(ちなみに大勲位の愛称で知られる元首相の勲章は大勲位菊花大綬章)来るべき東京オリンピックのメダルもこれから製造されるそうです。
勲章製造技術を養うため作った10cm四方の風神図が1枚15万円程で売店において売られていました。その技術的価値の高さがうかがえます。
私も含め皆さん初めて見るだけに感心しきりでした。ちなみに見学は無料です。
さて、支部総会は会場を移してフランス料理店で8名の出席で行われました。小林直人支部長さんのあいさつと議事進行で行われ、同窓会総会の報告、支部の活動報告、会計報告、30年度の活動計画などスムースに審議され、萩原(副会長)から大学校の様子や本会の情勢などを紹介させていただきました。
お楽しみの昼食懇親会では東川征夫さんの乾杯で始まり、本格フランス料理とワインなどをいただきながら健康の秘訣などお互いの話題などを紹介し合いました。中でも「高齢になったら教育と教養は大切」とのこと、どういうことかと考えていると、「今日行く」、「今日用がある」が元気な元とのこと、なるほどと納得したところです。丁度、NHKのためしてガッテンで健康長寿には筋力の強化だけではだめで、社会参加や精神的な満足さが大切との放映がされたところでもあり参加者一同ガッテンをしたところでありました。ついでにこれからはネットへの参加も必要だということで会が盛り上がったところです。
前向きな埼玉支部の皆さんの支部総会と懇親会でした。
(萩原記)