7月24日(月)午後、特定非営利活動法人産学連携推進機構理事長であり、本校の客員教授でもある妹尾堅一郎先生を講師に迎え、「次世代の「食」産業を考える〜循環経済時代における食糧問題から容器包装問題まで〜」と題し、特別公開講座第1回を開催しました。
本年は、本校総合農学科の学生はリアルで、研修部の研修生や実科・研究科の学生、農業・食品製造関係者等一般の方はYouTubeによるオンラインによる聴講とし、合計約350名が参加されました。
講座内容は、サーキュラーエコノミー(循環経済)を中心に世界の動き、最新の「食」の問題(代替食、嗜癖食、コールドチェーン問題、容器包装等々)が紹介され、次世代「食ビジネス」について解説を受けました。
その中で、資源枯渇や環境汚染、世界人口の増加の中で、これまで日本が行ってきた大量食品ロス問題は世界の非難の的であり、今後は「安全で美味な生鮮食材や食品飲料を、お洒落な容器包材に入れれば売れる」といった昭和ビジネスでは立ちゆかなるとのご指摘があり、学生にとって、これからの農業のあり方を考えるご講演でありました。