3月4日に本校の卒業式が行われました。
新型コロナウイルス感染症対策をとりながら、昨年同様に出席者を限定した形での開催となりましたが、総合農学科45名が新たな道へと旅立っていきました。
この2年間では、いろいろなことがありました。
新型コロナの感染拡大により入学式が中止となり、授業の開始が約一か月遅れたほか、多くの学校行事やイベントが中止または変更に追い込まれました。それでも、産地視察研修は県内で実施することができ、また、農大祭も二年ぶりに開催することができました。そんな中、自分では如何ともしがたい悔しい思いを前に、仲間と悩みを分かち合い、協力し合うなど、喜怒哀楽を共にする中で太い絆ができたのではないでしょうか。この仲間とのつながりは、将来にわたって大きな財産となることでしょう。
「誰もがきちんと挨拶をする」、「他人の気持ちを思いやり助け合える」という農大生への評価は、寮生活などで培われた農大の良き伝統によるものです。諸先輩方のように「自分の頭で考え、目指すべき方向を見定め、たゆまず努力していく」ことをモットーに、人を惹きつける魅力あふれる社会人を目指してください。
自分の力を信じ、農大卒業生であるという誇りとチャレンジ精神を忘れずに、それぞれの夢の実現のためにベストを尽くしてください。
卒業生のご活躍とご多幸をお祈りします。