実践経営者コース1年生6名のうち2名が、小諸市にて「ネギ」の模擬経営を開始しました。因みに模擬経営とは、販売額100万円を目指し、栽培から出荷調整・雇用管理・販売精算までの一連の工程を自ら計画し実行する実践経営者コースの目玉授業です。
今回の2名が行う模擬経営のテーマは“チャレンジ”。非農家出身の1名は新規就農への第1歩となる“新たなチャレンジ”でキュウリ栽培も並行して行います。農家子弟の1名は自分の力量でどこまでできるのかという“限界へのチャレンジ”で、水稲と併せ過去最大面積での取組みを行います。
さて、いよいよ作業開始。何事も最初は種まきから。栽培するネギ2品種について、①専用のポットに土詰めし、②その上に播種器を用いて種をまき、③土をかぶせ、④散水するという一連の工程を100回余、繰り返し行いました。この日は、実践経営者コース7期生のリーダー的存在の学生1名も助太刀参戦。研修部の教授から作業のポイントをご指導いただいた後、気が合う3名で効率的な作業に向けた試行錯誤と工夫を凝らしながら15aの種まきを無事完了しました。途中、播種器から種を地面にバラまいてしまい、学生と教授の全員で1粒ずつ種を拾うといったアクシデントはありましたが、作業後半は実にスムーズな流れで、研修部のベテラン先生から「3人で種まきの請負をして儲けたら」といったお誉めの言葉もありました。
ネギの種まきは4月まで4回行います。2名の目的意識は異なりますが、先日の模擬経営の計画発表会の際に「ネギ栽培をやりきった後の達成感は何事にも代えがたい」という助言者の言葉が実感できるよう、失敗を恐れずチャレンジして欲しいです。さあ、前へ進もう!