2月3日に実践経営者コースの農業経営実習に関する実績と計画発表会が開催されました。
今回は新型コロナ予防で密な環境を避けるため、記念館と6番教室に分散しオンラインで中継する工夫をしての開催となりました。
まず、2年生による実績発表から。松代キャンパスで「"りんご"と"もも"」の模擬経営を行った県外出身の学生は、雇用調整に課題はあったものの、果樹では久しぶりの売上100万円を達成しました。今後、松川町の研修制度を活用後、同町で果樹の担い手として活躍が期待されます。
塩尻市でシャインマスカットの模擬経営とプロジェクト課題に取り組んだ学生は、夏季の長雨による病害の蔓延で思うような実績が得られなかったものの、プロジェクト課題へ取組みを通じて栽培スキルの向上につながったとのことです。引き続き塩尻市の果樹経営法人へ就農して経験を積んだ後、シャインマスカットで独立就農を目指すとのことです。
実践経営者コースの1年生6名は、令和3年度の120日間に及ぶ模擬経営と長期研修の計画について発表しました。全員が将来目標とする農業経営に向け「経営理念」を持ち"農業で稼ぐんだ"という意気込みが伝わる計画を作成している点が評価されていました。
2年生のお二人にとっては、実質「卒業論文」となる発表に、お忙しいにも関わらずお越しくださった実習先の農家様からはエールが、在校生からは惜しみない拍手が贈られました。本当にお疲れ様でした。1年生はこれから始まる模擬経営と長期研修、失敗を恐れず、チャレンジしましょう!